冬にサーフボードを作るべき理由
Tips
Feb 11, 2026
T-REEF Surfboardが考える
「冬にサーフボードを作るべき理由」
サーフボード作りは、上級者や特別な人だけの世界ではありません。
正しいタイミングと、少しの知識があれば、誰でも「良い一本」に近づく選択ができるとT-REEFは考えています。
ここでは、職人として日々ボードに向き合う中で感じていることを、
できるだけ分かりやすく整理してお伝えします。
まず知っておきたい:既製品とカスタムオーダーの違い
既製品のサーフボードは、
すぐに手に入る
多くの人が扱いやすい設計
シーズンを問わず購入できる
というメリットがあります。
一方、カスタムオーダーボードは、
体格やサーフィン歴
よく入るポイントの波質
今のレベル、これからの目標
こうした要素をもとに、
設計から仕上げまでを調整していくボードです。
そのため、「いつ作るか」「どんな環境で作られるか」が仕上がりに影響しやすくなります。
「冬はオフシーズン」=「作りにくい」は誤解
一般的には、
サーフィンのオフシーズン=冬、というイメージがあります。
ですが、ボード制作の立場から見ると、
冬はとても条件の整いやすい季節です。
理由はシンプルで、
サーフボード制作が環境の影響を受けやすい工程だからです。
① 冬は品質が安定しやすい
サーフボード制作では、特に
グラッシング(樹脂工程)
硬化・乾燥
の工程が、気温と湿度に大きく左右されます。
一般的に、
ポリエステル樹脂が安定して反応しやすいのは、
気温:約25℃前後
湿度:低め
とされています。
冬は、
工場内の温度・湿度を管理しやすい
外気の影響を受けにくい
ため、仕上がりのムラが出にくく、安定した品質になりやすいという特徴があります。
その結果、
強度
耐久性
フットマーク(デッキの凹み)の出にくさ
といった、長く使う上で大切な部分に差が出てきます。
② ボードを「落ち着かせる時間」を確保できる
サーフボードは、完成直後よりも
少し時間を置いた方が安定する道具です。
素材ごとの目安としては、
PUフォーム:約3ヶ月
EPSフォーム:約3〜4週間
この期間を取ることで、
ボードが固まり、強度が増す
乗り味が安定しやすくなる
と言われています。
冬に制作を始めると、
シーズンインまでにこの時間をしっかり確保しやすくなります。
③ 工程に余裕があり、丁寧に仕上げやすい
多くのサーファーがオーダーを検討するのは、春から夏にかけて。
そのため冬は比較的、グラッシング工場が空いており、納期に余裕がある傾向があります。
(通常はシェイプからデリバリーまで5〜8週間かかるところが、冬は3〜4週間で出来上がることも)
結果として、
細かな調整
最終チェック
仕上げの精度
こうした部分に、
落ち着いて時間をかけられるというメリットがあります。
④ シーズンイン時に「完成された状態」で乗れる
冬に作り、
しっかりと硬化・安定したボードは、
春の良い波
夏の小波
秋のうねり
どの季節でも、
癖が出にくく、扱いやすい状態で使い始められます。
これは特別な技術というより、
タイミングを正しく選んだ結果です。
まとめ:冬は、サーフボードと向き合う時間が持てる季節
T-REEF Surfboardでは、
ここまでお伝えしてきた理由から、冬にサーフボードを作ることをおすすめしています。
サーフィンと同じように、
ボード作りも「少し知る」ことで、見え方や楽しみ方が大きく変わります。
実際にサーフボードが出来上がってくると、
T-REEFライダーからよく聞くのが、
「早く試し乗りしたいけど、綺麗だからしばらく飾っておきたい」
「ワックスを塗るのがもったいない」
「硬化期間は、このボードを眺めながらお酒を飲むのが一番うまいんですよ」
といった声です。
海に入れない日が続く冬でも、
サーフボードを待つ時間そのものを楽しむ!
そんな冬ならではのサーフィンの楽しみ方もあります。
また、冬は
サーフボード制作をじっくり学ぶワークショップを受けるにも、とても適した季節です。
時間に余裕を持って作業ができる
集中して話を聞き、手を動かせる
春のシーズンインに向けて準備ができる
「いつか作ってみたい」「一度は削ってみたい」
そう思っている方にとって、冬は決してハードルの高い季節ではありません。
むしろ、考え、学び、準備するにはちょうどいいタイミングです。
次のシーズンを迎える頃、
その一本が、きっと特別な存在になっているはずです。
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